- 総合評価
- 単位制進学校というほかには無い強みがあります。入学してすぐに2、3年生の授業を決めるためのガイダンスが行われ、大学や学部調べをする中で将来へのビジョンを固めることができます。文理すら決めきれてない人にとっては難しいかもしれませんが、とりたい資格ややりたい仕事が明確になっている人ほど、早くから受験を意識した学校生活を送ることができ、推薦合格や難関大合格がしやすくなると思います。
学校の授業を中心に国公立に合格したい人だと単位制をあまり活かせないのですが、塾や予備校で必修以外の授業の勉強ができる人、私立を目指してて受験科目が少ない人なんかは副教科の時間を増やせます。毎週調理実習をしたり、音楽・美術系の子は週10時間近く音楽・美術室に通ったりもできます。学校は国公立合格者数(例年40人くらい)を自慢してますが、個人的には私立対策に向いた学校だと思います。
楽しむ時に全力で楽しむことができる人、明るい人が多く、学年が上がるにつれて盛り上げるのが上手になります。移動教室が多いので違うクラスの人とも仲良くなれ、誰かが孤立してるということもないです。充実した学校生活を送ることができます。
- 先生について
- 熱心な先生が多いと思います。熱すぎて生徒から嫌煙される先生も多いのですが……生徒の進路実現を考えてくれる良い先生ばかりです。
国英は小テストが多く、英国数は週単位で課題が出されます。これが結構大変なんですが、積み重ねてたら必ず受験期に楽になりますので頑張ってください。
1年生のときから長期休みの補習があり、受験期になるにつれその回数が増えます。予備校には通わず、塾と補習で受験勉強を進めましたが、これで十分です。
ある科目の先生は私立対策をするときに、色んな問題集や全国の大学から似たような問題まで引っ張ってきてきて個別指導して下さり、合格に繋げてくれました。
小論文対策では、テーマに合わせて担当の先生を振り分けられます。例えば、地域社会系の学科だと社会科の先生が、心理学系では国語の先生があたって下さいました。英作文対策も1、2年からできるようです。
就職する人は限られているのですが、強い意志があれば背中を押してもらえます。倍率10倍の壁を超えて公務員になられた先輩もいました。
進路指導室の赤本や自習スペースがたくさんあり、大学進学を目指す人向けの良い環境が揃っています。
- 校則について
- 「近隣の制服着用義務のある公立高校で一番校則がゆるい」らしいです。下記の制服を始め、先輩方の努力で得た自由が多い学校です。
スマホが校内で自由に使えます。授業中も時々使って調べ物をします。山の中なので電波が悪いときがあります。授業中にアラームや着信音が鳴ったり、使用がバレたりすると反省文を書かされます。私も一度やらかして書きました。
年々ルールが厳しくなっており、行事などでも、事前に教師側が把握した数名だけが写真係として使用可、みたいなことになってました。
アルバイトは原則禁止で、届出と許可が必要です。部活と課題をしているとアルバイトをする時間はないに等しく、一人知っていますがすぐに辞めてました。推薦や私立などで早く進路が決まった子などはこっそり働いてるみたいです。
- 部活動について
- 放送部・美術部・合唱部が毎年全国規模の大会で結果を残しています。放・美の友達は大会間近になると下校時間を大幅に超えて連日作業していたのでかなりブラックですが、それに見合う結果と充実した時間と仲間と思い出を得ることができると思います。将来の目標と繋ぎ合わせて活動してる人が多い印象です。
運動部だと、水泳部が顧問の先生が有名な方だそうで、近畿大会までは勝ち上がってます。
一応どの部活も兼部できることを売りにしてますが、特に上記の文化部は片手間にやってできるものでは無いので事実上不可です。成績に影響が出だして、その部活を辞めるか一本に絞って頑張るかの二択になると思います。あとは吹奏楽部が大して強くも無いのに兼部してると圧力をかけられるそうです。
一年時に大体の人が部活動に参加します。辞めることを前提にしても、交友関係を広げるために参加した方が良いと思います。2、3年生になってそれぞれの時間割で授業を受けるようになったときのために知り合いは多い方が良いです。
- 制服について
- 旧制服最後の世代からすると、私立のような新制服は非常に羨ましいです。北須磨カラーのサックスブルーのネクタイを残し(縞模様がつきました)、女子ブレザーには念願の襟がつき、無地だったスカートにはチェックだかの模様が入りました。女子のズボン姿は冬にしか見たことないですが、温かそうです。校舎の正面玄関のところに常時置いてあるはずなので、是非生で見てください。
靴、鞄、靴下、髪型などが自由です。旧制服ではセーターやカーディガンが自由でしたが、新制服だと指定されてます。
リュックだと運動部を中心にスポーツリュックを普段使いしてる人が多いです。1、2年の間は課題などで教科書を持ち帰ることが多いため、大きさだけでなく肩紐の丈夫なものを選んで購入した方が良いと思います。
女子だとローファーとスニーカーが半分ずつの割合で、男子だとほぼ全員がスニーカーです。体育の時は大体の人が別の運動靴を使用しています。
- 面接について
- 「北須磨の推薦入試はテストで決まる」と言われるぐらい面接は呆気なく終わり、面接だけ自信があるという人は尽く落ちます。面接練習は3学期に入ってから始めましたが余裕でした。独自問題なので難しいと思いますが、筆記対策を頑張りましょう。内申は学校から推薦していただける程度あれば十分だと思います。
先生2人に対して生徒が5、6人。時間は20分くらいです。名前、出身校、志望動機を一人ずつ話し、私の番では中学で印象的だったことを聞かれました。何人かや他の教室では違う質問をされていたので、聞かれそうなことには答えを用意しておきましょう。
受かるコツは自分が言いたいことを端的に話すことです。文章で暗記するのではなく、こういうことを聞かれたらこのことを話そうと決めておき、臨機応変に対応することです。一人当たりの時間が極めて短いため、その中でどれだけ自分を効果的にアピールできるかだと思います。印象が悪い人を弾くための試験だと思いましょう。
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