- 総合評価
- 芸術総合は芸術分野に特化した高校で、普通科はなく、美術科、音楽科、映像芸術科、舞台芸術科の四学科で構成されています。芸術系の進路を目指している中学生におすすめします。特に映像芸術や舞台芸術を高等学校レベルの学科として扱っている点は珍しく、既に将来の方向性を見定めている子には有効的選択かと思います。普通科はありませんが、普通教科の授業もあります。二年生になると選択式になる教科もありますが、進路変更があったときは自己で軌道修正ができるフレキシビリティはあると思います。芸術分野担当教員も様々なジャンルのプロフェッショナルを採用しているので、あらゆる視点で物事を見る力や学びを得られると感じました。三年生になると他学科の授業を選択することも出来るので、ジャンルと共に視野もよりひろがって魅力的だなと思います。授業展開が一コマ90分、長期休みは夏と秋と冬があったり、構成が大学と似ている部分が多いです。芸術分野を学ぶにあたって理にかなったつくりになっているところも過ごしやすい点です。総合的に芸術分野への進路を本気で検討している子にはとてもあっている高校かと思います。
- 先生について
- 総合評価にも書いてしまいましたが、芸術総合は教授としての資格をもった先生の他に現役でその道で働いているプロフェッショナルな方が非常勤講師として教壇に立っているのがおいしいポイントだと感じています。様々な見方で物事をとらえられるからです。
- 校則について
- 芸術総合の校則は他の県立高校にくらべて厳しいとも緩いとも感じたことがないのですが、比較的物事を合理的に考えとらえる先生が多かったので、生徒手帳に書いてある校則を文字通りそのまま処理する先生は、私が関わった先生の内では見受けられなかったです。スカートの長さ髪の毛の色や長さも手帳には書かれていましたが、その場その場で正当な理由があれば許容されていたし、生徒との信頼関係が育まれていて理解のある先生が多かったのだと思います。
- 部活動について
- 芸術総合の部活動は基本的に学科に属しているのがベースで(美術科は美術部へ、音楽科は吹奏楽部など)そのほかに自分に興味のある部活動への入部は自由でした。芸術分野に特化した学校ですがスポーツ関連の部活もあります。個人戦の弓道部などは県大会や上部の大会へ進む生徒もいましたが、バスケットボール部などの団体競技は純粋にその競技を楽しむ目的で存在しているような印象を受けました。また、美術科の新入生が(別学科の生徒であふれている)吹奏楽へ入部するとなると、少し壁を感じる部分もあったかと思います。
- 制服について
- 芸術総合の制服はヨーロッパの有名デザイナーが考案したものだったと思います。上下紺色のブレザー&スカートで、ブレザーは後ろに二本のスリットが入っていて変わったデザインでした(私が卒業した後か同時くらいにデザインが変わったので今とは形が少し違います)。青色のワイシャツで女子生徒のワイシャツは襟だけが白の丸襟でした。夏になると汗染みが目立ちます。特別変わっていることといえば、女子生徒も希望すればスラックスを履けるところです。学校側の理由としては痴漢対策や防寒が一番強かったのだと聞きましたが、ジェンダー目的、ファッション目的、様々な理由で生徒に着用する制服の選択権があり素晴らしいと思います。メジャーな数ではなかったですが一定以上(さほど珍しくない数)の女子生徒がスラックスで生活していました。
- 面接について
- 芸術総合の面接は全体的に普通な質問内容だったと思います。あまり覚えていませんが、記憶に残らないほどのたんぱくなものだったのかもしれません。志望動機や好きな芸術家の話をしたと思います。好きな芸術家の話で盛り上がったのだけは覚えています。
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