専門学科に進学すると、自分の興味のある分野に進めるというメリットがあります。
「専門」学科ですから、その指導内容は学校ごとに大きく異なり、自分の興味のある分野に進み、専門学科のみを学ぶことができます。
普通科であれば、もっと大きなくくりで総合的に学ばなければならないのですが、専門学科では、興味のあることをしっかりと学びたいという希望を叶えることができます。
専門学科の指導内容は多義に渡ります。その幅は、幅広く普通科では一切指導されていない進路を選ぶことも可能です!
農業や工業の専門学科はもちろんのこと、外国語や福祉・教育など多くの選択肢があります。
これらは偏差値に関わらず、進学すれば受講できるので、偏差値次第で指導レベルが変わる普通科との大きな違いとなるでしょう。
普通科では、基礎となる理論体系からじっくり学び始めるのに対し、専門学校では3年間という短
い期間で、かなり実践的な内容を学びます。
例えば、保育科であれば幼稚園保育園での実習、水産科や農業科でも同様に、かなり実践的かつ本格的な実習を受けることができます。
その分野の即戦力となりたい!という人であれば、このメリットを最大限生かすことができます。
専門学校は、専門的な内容を学ぶので、学んだ分野に関しては就職が有利になります。
IT関係や、介護関係など、常に即戦力を求めている業界であれば、なお就職は見つかりやすくなるでしょう。実際に、卒業後に大手企業に就職する人が多いという分野も実際に存在します。
専門学科のメリットは3年という短期間で専門職の資格を取ることが可能という点です。
高校在学中に資格を取っておくと、就職しようと、進学しようと自分にとって大きな武器となることは間違いありません。
社会人になってから同じ資格を取得しようとすると、新たに学校に通わなければならなくなり、もちろんそのための時間もお金もかかることになります。
これらのように「専門」という特性を生かしたメリットは数多くあります。
近年多くの学科が新設されており、その内容は広まる一方ですので、自分の進みたい学科があるのであれば、考えてみてもよいでしょう。
しかしデメリットがあることも忘れてはいけません。
次にデメリットについて紹介いたします!
専門学科は「専門」であるがゆえに、潰しが効かないというデメリットがあります。
普通科を卒業すると、進学する大学の学科による差は多少あるものの、多くの仕事の採用試験をうけ、内定をもらうことができます。
専門学科ではない、普通科の学生の場合、「法学部を卒業しながら、物流業界に」「経済学部だけど、教育業界」など学んだことを生かしながら、違う世界で活躍することが可能です。
しかし、専門学科ではこれが普通かと比べて厳しくなります。
世間の評価というのは、理不尽ですが大きな力を持っていることは否定できません。
専門学科では専門的な内容をしっかり学習してはいるものの、就職した場合、世間的評価では「高卒」とされることが多く、資格保持などを除き、なかなか社会的評価を受けづらいというデメリットもあります。
専門学科では、専門的に学ぶことができますが、学科によってはタレント性が必要だったり、お金を稼ぐことが非常に難しい業界へと進むものもあります。
そうした場合は就職が非常に困難になる場合もあります。進学という選択肢もありますが何れにせよ進路の幅は狭まることになります。
これらのように専門学校ならではのデメリットがあることも理解しておきましょう。
専門学科の種類は多岐に渡ります。
まだ、自分の進路ややりたいことが具体的に決まっていない人は、ManaWillで自分に合う進学先を探してみるのも良いでしょう。
実際に通われている先輩や保護者の口コミを見てから、学校説明会などに参加してみてください。
<専門学科 一覧>
【体育系】
【理数系】
【美術系】
【音楽系】
【英語系】
【農業系】
【工学系】
・情報工学科 ・電気電子工学科 ・建築学科 ・機械工学科 ・商船高専 ・工学科
【海洋・水産系】
【看護・福祉系】
【調理・保育・家政系】
今回、専門学科のメリットやデメリット、そして専門学科の種類の紹介をしました。
専門学科は偏差値上下に限らず、専門的な講義を受けられるので、本当に好きなこと、やりたいことが明確な人にはオススメです。
しかし、本当にその業界に進みたい生徒でなければ専門学科へ進学・卒業するメリットは大きくないということもしっかり理解しておいてください。
専門学校へ進む際の事前準備として、本当にその進路・業界へ進みたいのか、もしその業界へ進むことができない場合は進学するのか、などをしっかりと話し合い、進路を明確にしておくと良いでしょう!